面接で長所と短所を聞かれたときの答え方:構成・一覧・例文
「長所と短所を教えてください」は、新卒でも転職でもよく聞かれる質問です。面接官が知りたいのは、自分のことを客観的に理解しているか、そしてその強みが仕事で活きるか、弱みとどう向き合っているかです。伝わる答えの構成、使いやすい長所・短所の一覧と言い換え、例文、避けたい答え方をまとめました。
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面接官が長所と短所の質問で見ていること
長所の質問では、その強みが応募先の仕事に合っているか、そして実際の経験に裏づけられているかを見ています。エピソードのない長所は、ただの自己評価に聞こえてしまいます。
短所の質問では、自分を客観的に見られるか、弱みを隠さず改善しようとしているかを見ています。短所そのものより、どう向き合っているかの方が評価を左右します。
長所の伝え方:結論 → エピソード → 仕事での活かし方
- 結論から、ひとつに絞って伝える。 「私の長所は〇〇です。」と最初に言い切ります。いくつも並べるより、ひとつを具体的に話す方が印象に残ります。
- 裏づけになるエピソードを話す。 学生時代やこれまでの仕事で、その長所が発揮された場面を、何をして、どうなったかまで具体的に話します。数字があるとより伝わります。 エピソードの話し方(STAR法) →
- 応募先の仕事でどう活かすかで締める。 「この長所を、御社の〇〇の業務で活かしたいと考えています。」と、仕事につなげて終えます。
短所の伝え方:結論 → 具体例 → 改善の取り組み
- 短所を正直に、ひとことで伝える。 「私の短所は〇〇なところです。」仕事に致命的な短所は避けますが、うそや、ごまかしに聞こえる答えも避けます。
- 短所が出た具体的な場面を話す。 「アルバイトで〇〇をしたとき、〇〇してしまったことがありました。」と、一度でも実際にあった場面を話すと、自分を客観視できていることが伝わります。
- 改善のために続けていることで締める。 「それ以来、〇〇するように心がけています。」改善の取り組みが、この質問でいちばん見られている部分です。
面接で使いやすい長所・短所の一覧
自分に当てはまるものを選び、必ず自分のエピソードと組み合わせて使ってください。
長所の例
- 責任感が強い。 任された仕事を最後までやり遂げた経験と合わせて話します。どの職種でも評価されやすい長所です。
- 協調性がある。 チームで意見が分かれたときに、どう調整したかを具体的に話すと説得力が出ます。
- 粘り強い。 すぐに結果が出なかったことを続けて、成果につなげた経験が裏づけになります。
- 計画性がある。 事務・企画・プロジェクト管理の仕事に合います。予定の立て方や管理の工夫を話します。
- 行動力がある。 自分から動いて何かを変えた経験と合わせて話します。営業や新規事業に向いています。
- 聞き上手。 接客、営業、看護、カスタマーサポートなど、人と接する仕事で特に活きる長所です。
- 素直に学べる。 新卒や未経験の転職で効果的です。指摘を受けて改善した経験を添えます。
短所の例と、前向きな言い換え
短所は長所の裏返しで伝えるのが定番ですが、言い換えだけで終わらせず、改善の取り組みまで話します。
- 心配性(言い換え:慎重)。 確認に時間をかけすぎてしまう場面と、優先順位をつけて確認する工夫をセットで話します。
- せっかち(言い換え:行動が早い)。 確認不足でやり直しになった経験と、動く前に一度立ち止まる習慣を話します。
- 頑固(言い換え:意志が強い)。 自分のやり方にこだわりすぎた経験と、周囲の意見を先に聞くようにしている工夫を話します。
- 優柔不断(言い換え:慎重に考える)。 決めるのに時間がかかった経験と、期限を決めて判断するようにしていることを話します。
- 人に頼るのが苦手(言い換え:責任感が強い)。 一人で抱え込んで遅れた経験と、早めに相談するようにしている工夫を話します。
- 人前で話すのが苦手。 話すことが中心の職種でなければ使いやすい短所です。発表の機会を自分から増やしているなどの取り組みを添えます。
- 細部にこだわりすぎる。 「完璧主義です」と言うより、時間がかかりすぎた具体的な場面と、どこまで仕上げるか事前に決める工夫を話す方が伝わります。
長所と短所の例文
どれも声に出して1分前後です。言い回しではなく、組み立て方の参考にしてください。
新卒・長所(責任感)
「私の長所は責任感が強いところです。大学の学園祭では、模擬店の仕入れ担当を任されました。前日に食材の発注ミスが見つかった際、担当として最後まで対応しようと、近隣のお店を回って必要な量を確保し、当日は予定どおり販売することができました。御社でも、任された仕事を最後までやり遂げることで信頼を積み重ねていきたいと考えています。」
結論 → エピソード → 仕事での活かし方。
新卒・短所(心配性)
「私の短所は心配性なところです。アルバイトでレジの締め作業をしていたとき、何度も確認をしてしまい、閉店作業が遅れたことがありました。それ以来、間違えやすい箇所を先にリストにして、そこを重点的に確認するようにしています。確認の時間は短くなり、ミスも減りました。」
短所 → 具体的な場面 → 改善の取り組みと結果。
転職・長所(営業)
「私の長所は粘り強さです。前職では法人営業を担当し、一度断られたお客様にも、課題に合わせた提案を続けてきました。半年かけて取引につながったお客様は、今では担当エリアで上位の取引先になっています。御社でも、長いお付き合いを前提にしたお客様づくりに、この粘り強さを活かしたいと考えています。」
数字や結果で裏づけると、転職の面接では特に伝わります。
転職・短所(人に頼るのが苦手)
「私の短所は、人に頼るのが苦手なところです。リーダーになったばかりの頃、チームの仕事を一人で抱え込み、案件の締め切りに遅れそうになったことがありました。それ以降は、案件の最初に担当を分けて、週に一度進み具合を共有する場を設けています。今ではチームで計画を立てて進められるようになりました。」
失敗を認め、仕組みで改善していることを示しています。
看護師・長所(聞き上手)
「私の長所は、相手の話をよく聞けるところです。実習では、口数の少ない患者さんにも時間をかけてお話を伺い、痛みの変化に早く気づいて指導者に報告することができました。貴院でも、患者さんやご家族の小さな変化に気づける看護師を目指したいと考えています。」
病院の面接では「御社」ではなく「貴院」を使います。
避けたい答え方
- 「短所はありません」 自分を客観的に見られていない、または本音を話していないと受け取られます。
- 仕事に致命的な短所 「時間にルーズ」「約束を忘れやすい」など、どの仕事でも困る短所は避けます。経理で「数字が苦手」のように、応募先の中心となる力についての短所も同様です。
- 長所と短所が矛盾している 長所は「計画性がある」、短所は「行き当たりばったり」のように、矛盾すると信頼性が下がります。
- エピソードのない長所 「明るく、真面目で、協調性があります」と並べるだけでは、誰にでも言える答えになってしまいます。
- 言い換えだけで終わる短所 「短所は慎重すぎるところですが、それは長所でもあります」で終えると、ごまかしに聞こえます。面接官は「では、それで困ったことは?」と深掘りしてきます。
- 自己紹介や自己PRと同じ話の繰り返し 自己PRで話した強みと同じ内容でも構いませんが、別のエピソードを用意しておくと、人物像に厚みが出ます。 面接の自己紹介の仕方 →
聞かれ方によって変えるポイント
- 「強みは何ですか?」 長所の質問とほぼ同じです。ひとつに絞り、エピソードと仕事での活かし方まで話します。
- 「周りの人からどんな人だと言われますか?」 他人から見た長所・短所を聞く質問です。実際に言われた言葉を引用すると、説得力が増します。
- 「長所と短所を一つずつ、簡単に教えてください」 それぞれ2〜3文で、結論と短いエピソードだけにまとめます。深掘りの質問に備えて、詳しい話は手元に残しておきます。
- 英語面接での「What are your strengths and weaknesses?」 構成は同じですが、短所は「what I am doing about it」(改善の取り組み)に時間をかけるのが一般的です。 英語面接の質問と対策 →
長所と短所を声に出して練習する
長所と短所は、準備した答えを話したあとが本番です。面接官は「具体的には?」「その短所で困ったことは?」「今はどう改善していますか?」と続けて聞いてきます。ここで言葉に詰まると、準備した答えの印象まで薄れてしまいます。
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長所と短所は、書くよりも声に出して話す方がずっと難しい質問です。深掘りされても答えられるよう、一度練習しておきましょう。
模擬面接で練習する面接の長所と短所についてよくある質問
本当に当てはまり、応募先の仕事の中心ではなく、改善に取り組んでいるものがよい短所です。心配性、せっかち、人に頼るのが苦手、人前で話すのが苦手などがよく使われます。大切なのは短所そのものより、具体的な場面と改善の取り組みまで話せるかどうかです。
それぞれひとつずつが基本です。複数挙げるより、ひとつを具体的なエピソードで話す方が伝わります。「いくつか教えてください」と聞かれた場合は、2〜3個を短く話します。
構いませんが、言い換えだけで終わらせないことが大切です。「慎重すぎる」なら、それで困った具体的な場面と、今どう改善しているかまで話します。言い換えだけだと、ごまかしているように聞こえることがあります。
長所は「結論 → エピソード → 仕事での活かし方」、短所は「結論 → 具体的な場面 → 改善の取り組み」の順で、それぞれ30秒〜1分にまとめます。両方を続けて聞かれた場合は、全体で1分半〜2分が目安です。
アルバイト、ゼミや研究、部活動、サークル、ボランティアなど、学生時代の経験で十分です。大切なのは経験の大きさではなく、自分が何を考えて、どう行動したかを具体的に話せることです。
同じ強みでも構いませんが、エピソードは別のものを用意しておくと、人物像に厚みが出ます。自己PRでは仕事での活かし方を、長所の質問では人柄が伝わる場面を中心に話すなど、角度を変えるのも効果的です。
短所で困った具体的な場面、そのときどうしたか、今どのような工夫をしているかを順に話します。完全に直ったと言う必要はありません。「まだ意識している段階ですが、〇〇の工夫で以前より改善しました」のように、正直な進み具合を伝える方が信頼されます。
できます。Colloqaでは、AI面接官を相手に日本語で模擬面接を声に出して練習でき、話した内容に合わせて深掘りの質問が来ます。終了後には面接全体へのフィードバックが届きます。無料プランでは1日1回、フル模擬面接ができます。



